空へ
水面の裏側の色って、見たことある? すごいきれいな水色だよ。コバンアジも空を飛んでいるよう。 このやさしい光に包まれてゆらゆら水に揺られている時間がこの上なく気持ちいい。 (Zamami Island,OKINAWA,1990s,photograghy by KOJI YOSHIURA)
沖縄県ケラマ諸島の座間味島は僕のふるさとみたいなところだ。大学を出て就職もせずにまっすぐ沖縄に渡った僕の写真家としてのスタート地点。ダイビングショップの丁稚奉公をしながら、朝早くとか、日中の空いた時間を見つけてはこの古座間味(ふるざまみ)ビーチに一人で来て、いつも写真を撮っていた。水の透明度がすごくて、抜ける時は数十メートル先までクリアに見通すことができる。水中にいるのだけど地上にいるのと同じくらいの感覚になる。水の中からボーッと空を見上げて、やさしく降り注いでくる太陽の光に包まれるのが時を忘れるくらいに心地いい。そして、その光は海底の真っ白なキャンバスにまばゆく幻想的な模様をゆらゆらと描き出す。
水面の裏側の色って、見たことある? すごいきれいな水色だよ。コバンアジも空を飛んでいるよう。 このやさしい光に包まれてゆらゆら水に揺られている時間がこの上なく気持ちいい。 (Zamami Island,OKINAWA,1990s,photograghy by KOJI YOSHIURA)
早朝の穏やかな水面が、真っ白な砂地のキャンパスに光の波紋をゆらゆらと映し出していた。言葉にできないくらいの心地よさに包まれて、僕はしばらく夢見ごこちで見とれていた。 (Zamami Island,OKINAWA,1990s,photograghy by KOJI YOSHIURA)
真っ白な砂地に点在するサンゴの根。そこを住処とする魚たちが出たり入ったりして遊んでいるように見える。キラキラとまばゆくて見ているだけで楽しくなる。 (Zamami Island,OKINAWA,1990s,photograghy by KOJI YOSHIURA)
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