2頭のゴンドウクジラに出会う。こんなに大きな生き物に水中で会うのは初めてだ。感動!(興奮!)写真をよく見ると奥のほうにも何頭かいるが、この写真を撮ってる時には、もちろん気づいていなかった。
Hawaii’s whale
大きい野生生物に出会うこと、それだけで単純に嬉しい。地球上で最も大きい生物はクジラだ。水面下にはどこまでも深く碧い、あらゆるものを包み込む大宇宙がある。クジラたちはその世界に住む主(あるじ)だ。
(Hawaii island,Hawaii,2003,photograghy by KOJI YOSHIURA)
ゆっくり泳いでくれているので、かなり近くまで寄らせてもらった。迫力がすごい。太陽の光が大きな身体にゆらゆらと模様を描いている。穏やかな水面はたくさんの光を海の中に通す。
息継ぎをしにゆっくりと浮上していく。
息継ぎをしてまた潜り始める。ゆったりと力強く動く様は、神々しくさえある。
潜水艦のようだ。
あっという間に、深いところまで潜っていくので、人間ではとても追いつけない。
ハワイアンブルーの透き通った海の中をまばゆいばかりの強烈な光が奥深くまでまっすぐに差し込んでいく。
僕もこの深く碧い世界に吸い込まれそうになる。なんとも言えない、恍惚感を覚える。
水面より上ではかわいらしい丸みを帯びた小さな背びれだけが見える。とてもあの巨体を想像できない。
結構な数がいるみたい。
ハワイ島をバックに。まるいおでこに太陽が映っている。